FOR GRADUATES

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INTERVIEW

『努力は困った時の支えとなります』

『努力は困った時の支えとなります』
【教師】 梶谷 太郎
※現在、広島駅前本校・福山校・AICJ高校で高校生の化学を担当。 髙安さんが高2・高3の時に、広島駅前本校で担当。
【生徒】 髙安 和泉さん(温品中学校⇒基町高校)

【髙安さんの通塾履歴】
中1・中2:中山校「発展Nクラス」に通塾。
中3:広島駅前校「選抜21クラス」に通塾
☆2011年春、基町高校に合格!
高1・高2:広島駅前本校「赤門会英語」「赤門会数学」「赤門会化学Ⅰ」等を受講。
高3:広島駅前本校「広大医歯薬英語」「広大医歯薬数学Ⅰ・A・Ⅱ・B」「広大医歯薬数学Ⅲ・C」「京大・阪大化学」「ハイレベル生物」「ハイレベルセンター国語」「センター倫理・政治経済」等を受講。⇒2014年春、広島大学医学部保健学科に現役合格!

先生:髙安さん、こんばんは!

髙安:先生、こんばんは!毎週お目にかかりますね。

先生:「鷗州個別ゼミ」の講師として、活躍中だと聞いています。毎週ありがとう。

髙安:今日はうれしいことがあったので、報告に来ました。

先生:素敵な彼氏ができましたか?

髙安:違います(笑)。入試の成績開示がありました。

先生:「一番で合格します!」という宣言は覚えていますよ。

髙安:はい。約束通り一番でした!

先生:合格は信じていましたが、合格者がたくさんいる中で1位は1人だけなので、目標として励みになればと考えていました。有言実行は本当にすごいね。おめでとうございます!

髙安:ありがとうございます。

先生:髙安さんの受験について、少し詳しく聞いてもいいですか。

髙安:はい。何でも聞いてください。

先生:センター試験の結果が思い通りのものではなく、悩んだ末に第一志望の学部から変更しましたね。

髙安:はい。それまで取ったことのない点でした。出願を変えなければならないという事実だけではなく、出願まで余り時間がなかったことも、つらかったです。

先生:国語の平均点が過去最低で、受験生泣かせの年でしたね。髙安さんの努力を2年間見てきたので、かける言葉が見つかりませんでした。マーク模試でも記述模試でも合格の可能性が高かった分、ショックは大きかったと思います。出願変更は、大学で学ぶことだけでなく、将来の職業も変わる選択となります。どうやって気持ちを切り替えたのですか?

髙安:初めの1週間はどうしたら良いか分かりませんでした。両親とたくさん話をしました。

先生:二次試験での逆転どころか、モチベーションを保つのも難しかったと思います。

髙安:両親も私も現役合格しか考えていなかったのに、両親は悩んでいる私を見て、「納得できないなら浪人しても良い」とまで言ってくれました。それを聞いて「落ち込んでいる場合じゃない。私が決断しなければ!」と思いました。

先生:髙安さんの努力を、一番近くで見てきたからこその言葉ですね。

髙安:これまでの努力を無駄にしたくないという気持ちと、これまで支えてくれた両親への感謝が、背中を押してくれました。

先生:看護師の道を選んだ理由を教えてください。

髙安:ずっと、医療にかかわる仕事をしたいと考えていました。以前から興味のあった「国境なき医師団」には看護師もかかわることができると知り、また前を向いて頑張れるようになりました。

先生:出願を決めたと報告に来てくれた時、髙安さんの表情に迷いがないように見えた理由が分かりました。

髙安:はい。先生に報告に来た時は、「一番で合格しよう!」と決めていました。

先生:センター試験の結果では、逆転が必要な状況でしたね。

髙安:出願を決めてからは、授業の復習と過去問演習に迷わず取り組むことができました。数学は得意じゃなかったけれど、何をやれば力がつくのか分かるので好きでした。

先生:高校生になったころは苦手だった数学が、二次試験では9割。3年間で大きく成長しましたね。英語の先生からも、添削の提出を欠かさず、1年で驚くほど成長したと聞きました。

髙安:数学では9割を超えた手応えがあったのに、少し足りなかったのが悔しいです。

先生:授業を担当していたころは、授業中の真剣な表情が印象に残っていますが、実は負けず嫌いですよね。

髙安:はい。負けず嫌いです(笑)。基町高校に入ってすぐのテストで、中学生時代に取ったことのない順位を取りました。それをきっかけに、「負けたくない!」と思って頑張っていたら、夏休みまでに順位が100番くらい上がりました。

先生:睡眠時間を削って勉強するので心配だと、お母様から聞いていました。

髙安:はい。両親にはいくら感謝しても足りません。これからは親孝行しますよ。

先生:ご両親にとっても、髙安さんは誇りだと思います。大学生活はいかがですか?

髙安:はい。高校時代からの友達、大学に入ってからの友達の両方に恵まれ、毎日とても楽しいです。授業は教養中心ですが、「HALS」という医療サークルに入りました。医学科や看護科の学生が中心となって心肺蘇生法やAED使用法などの救命法を、市民の方に広める活動をしています。

先生:充実している笑顔ですね(笑)。最後に、これから受験に臨む後輩たちにメッセージをお願いします。

髙安:センター試験後、気持ちを前向きに変え、短期間で正しい選択ができたのは、これまでの努力を無駄にしたくないという気持ちでした。努力は困った時の支えとなります。

先生:入試は1日、2日で結果が出ますが、必ずしも思い通りにならないことがあります。努力の積み重ねは、望まない結果をも乗り越える力になると、髙安さんから教えてもらったように思います。最高の高校生活ですね。

髙安:はい。高校生活にも大学受験にも悔いはありません。

先生:目標に挑戦するとき、困難はつきものですが、髙安さんにはそれを乗り越える力がありますね。これから受験を迎える後輩たちにも、同じ力を身につけてもらうために、 髙安さんの経験を伝えますね。

髙安:ありがとうございます。

先生:こちらこそ、ありがとうございます。また、大学生活についても報告に来てください。

2人:笑顔・笑顔・笑顔

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