FOR GRADUATES

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INTERVIEW

『「何事にも妥協しない」を強く意識して行動しています!』

『「何事にも妥協しない」を強く意識して行動しています!』
【教師】 大原 智
※現在、AICJ中学・高校教頭。高校生の物理・化学・地学の授業を担当。
【生徒】 岩本 翔伍くん(中央)AICJ高校開校1期生

【岩本くんの通塾履歴】
小6:鷗州塾可部校に入塾。
中1~中3:鷗州塾安古市校·広島駅前校に通塾。
2007年、AICJ高校に見事合格!⇒ 進学
2010年、慶應義塾大学商学部商学科に見事現役合格!⇒ 進学。2013年5月現在、4年生で就職活動中。

先生:岩本くん久しぶり。元気でしたか?

岩本:大原先生、ご無沙汰してます。

先生:今年はいよいよ就職ですね。

岩本:ほんと、学生時代もあと1年となりました。順調にいけば、来年春には社会人です!

先生:そうですか…。月日が経つのは早いですね…。ところで、岩本くんは就職の道を選びましたが、文系で大学院に進学する人はどのくらいの割合いるのかなぁ。

岩本:そうですね、理系は大勢いますが、文系で大学院に行くという友達・知り合いは、僕の周りにはいないですね。

先生:そうなんだ。そのあたりは、昔とあまり変わらないんですね。さて岩本くん、今日は後輩たちのために、いろいろと話を聞かせてもらおうと思っています。就職を前にした現役大学生の代表として、よろしくお願いしますね。

岩本:はい!僕が答えられることでしたら、何でもどうぞ。

先生:では早速ですが、大学生の今、高校時代を振り返ってみてどうですか。

岩本:僕は、高校からAICJに入学しましたが、高校に入って安心し、部活に熱中しすぎて、高1の時の成績は学内で下位のほうでした。しかも、周りの友達の勉強への意欲は高く、自分だけが地に足がついていない感じがして、焦りが出てきて…。高1の終わりごろには、このままではいけないと思い、本格的に受験勉強を始めました。

先生:先生も、あのころの岩本くんを覚えているよ。確か、ノートの表紙に先生たちの写真を貼っていたよね。あれは、魔除けか何かだったの(笑)?

岩本:いえいえ、違いますよ。各教科のお気に入りの先生をパンフレットから切り取って貼っていたんです。真面目に勉強しないと、僕たちのために一生懸命指導してくださる先生方に申し訳ないという思いがあったんです。理科に関しては、物理室で大原先生から特別指導されていましたから(笑)。進路のことで悩んでいた僕に対して、真摯に向き合ってくださり、当時の僕にとっては大きな救いでした。それ以降も、勉強の相談に限らず、プライベートなことでも気軽にお話しすることができ、すごく楽しかったです。そんなこともあって、今でもAICJに進学して本当に良かったなと思っています。

岩本くんがノートに貼っていた大原先生の写真

先生:そう言ってくれて、私もうれしいです。では次に、岩本くんが慶應義塾大学に進学しようと思ったきっかけや、理由について聞かせてくれますか?

岩本:大きな理由としては、将来の夢が決まった時に、選択肢がたくさんあると思ったからです。周りの同級生の中には、将来やりたいこと・なりたいものを明確に決めていて、それに向けて受験勉強に励んでいる人もいました。僕の場合は、将来の進路について、「今は決まっていなくても、そのうち決めるのもいいだろう」と考えていて、選択肢が狭まらない大学ということで、慶應義塾大学に進学することにしました。

先生:大学ではどんな勉強をしているの?

岩本:学問分野の選択肢が広いので、楽しく自由に学んでいます。ただ、単位取得に関しては自己責任なので、あまり勉学に身を入れずにいると、単位が足りず進級できないといったこともあります。僕は、企業経営に興味があったので、「企業倫理学」について学んでいます。主な内容としては、過去に起こった企業の不祥事などを取り上げ、なぜその不祥事が起こったのかということについて、ケーススタディを通じて研究し、さらに自分たちが経営者や企業を取り巻くステークホルダー(利害関係を有する人)の立場だったら、どのように判断するのかという視点でディスカッションを行い、企業倫理について研究するといった感じです。

先生:なるほど。将来経営者になるための、いろいろなシミュレーションを行っているんですね。では続いて、大学での友人関係について聞かせてもらえますか。

岩本:大学には本当にいろいろな人がいるので、ここでは紹介し切れないですが、僕と仲の良い友人の共通点としては、何か目標に向かって日々努力している人が多いです。何も考えずに日々を無駄に過ごしている人は、あまりいないと思います。そのような友達とキャンパスで話していると、自分にはない良い要素を吸収することができます。自分が今抱えている問題の解決につながるようなヒントが、コミュニケーションの場に転がっていることもあります。

先生:岩本くんは、アイスホッケー部でしたよね。大学での部活動はどんな感じ?

岩本:まず、なぜアイスホッケーを始めたかというと、「何か新しいスポーツに挑戦してみたい」という思いがあったからです。実際に入部してみて驚いたのは、アイスホッケーというスポーツの難しさと、練習の時間帯でした。まず、アイスホッケーは、滑ることができなければ始まりません。入部当初は滑ることすらできなったので、氷上では、まるで“生まれたての小鹿”のようでした(笑)。また練習時間も衝撃的で、部活動の時間は午前0時から2時間程度で、ミーティングが終わって家に着くころには朝日が昇り始めているといった感じです。昼夜逆転が余儀なくされるのも、アイスホッケーの特徴です。そんなハードな内容の部活動ですが、アイスホッケーというスポーツに没頭してしまい、今ではアイスホッケーがない生活が想像できません。

先生:アルバイトはどんなことをやってたの?

岩本:アルバイトはこれまで、バーテンダーをやったり居酒屋のキッチンで働いたりしてきました。部活動に必要な費用や生活費を稼ぐために、週に2、3回入る感じですね。でも、結構真面目にやっていました。たかがバイトと言う人もいますが、それは違うと思います。お客様にとっては、正社員でもアルバイトでも、同じ店員です。僕は、与えられた仕事・任された仕事は、正社員と同じようにきちんとやっていました。そのため、ずっとバイトリーダーを任されていました。

先生:岩本くんの場合、見た目とのギャップが大きいよね。「慶應ボーイ」って感じなんだけどなぁ~。次に就職活動について聞いていいかな。今年の就活状況や目指している企業、また、いつごろから活動を始めて、今どのような感じか、それに、いつごろめどが立ちそうか教えてくれる?

岩本:今の僕には痛い質問ですね(笑)。現在就職活動中で、業界は絞らず、さまざまな企業を考えています。就職活動自体は3年生の12月ごろから始め、現在は、企業にエントリーシートを提出し、筆記試験の受験も終え、採用面接に備えています。首尾良くいけば、来月の4月や5月ごろには内定をもらえて落ち着いていると思いますし、そうであってほしいと切に思います(笑)。

先生:就活に関して、慶應義塾大学にいるメリットを感じる?

岩本:慶應義塾大学は、非常に同窓意識が強い学校で、卒業されたOB・OGの方々が就職活動支援会を開いてくださるんです。これが、慶應にいて感じる一番のメリットですね。ちなみに、僕がエントリーシートを出した企業は、ほぼ全部日本を代表する企業ばかりですが、一応すべて一次試験は合格しました。

OB・OGと交流できる「三田会」にて

先生:やったね!じゃあこれから面接試験ですね。岩本くんなら大丈夫!たぶん全社採用ですよ‼

岩本:先生、現実はそんなに甘くはないですよ!でも、僕は高校時代から、「何事にも妥協しない」を強く意識して行動しているつもりです。最後まで頑張ります!

先生:おお、頑張れ!広島から応援しとるよ!就職が決まったらすぐに教えてね!! では最後に、後輩たちにメッセージをお願いします。

岩本:僕も頑張ります。皆さんも安易な妥協をせず、最後まで頑張ってくださいね!

2人:笑顔・笑顔・笑顔

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