FOR GRADUATES

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INTERVIEW

『「鷗州」という場所で、頑張る方法を学んでいるから大丈夫です』

『「鷗州」という場所で、頑張る方法を学んでいるから大丈夫です』
【教師】 山本 恵二
※現在、鷗州塾宮内校・進学ゼミWIN宮内校で小中学部の文系科目を担当。
【生徒】 清水 茜さん

【清水さんの通塾履歴】
小6~中3:鴎州塾皆実校に通塾。舟入高校に見事合格!⇒進学。
高1・高2:鴎州ハイスクール舟入校に通塾。
高3:鴎州ハイスクール広島駅前本校に通塾。
2011年、県立広島大学人間文化学部国際文化学科に見事現役合格!⇒ 進学。2013年4月現在、3年生。

先生:今日は、忙しいところ本当にありがとう!全然変わらんね~(笑顔)。

清水:そんなことないですよ!今日はよろしくお願いします(笑顔)。

先生:今日は、いろいろ話を聞かせてね。まず、茜さんが通う大学の紹介をしてもらってもいいかな?

清水:私は今、県立広島大学の人間文化学部国際文化学科というところで、いろいろなことを学んでいます。主に英米・東アジア・日本を対象に、地域研究を行っています。それが柱となって、国際理解・比較文化・コミュニケーションの分野で授業のカリキュラムが編成されています。

先生:茜さんが履修して興味深かった授業は?

清水:そうですね。いろいろあるんですが、「模擬国連」の授業は大変勉強になりました。

先生:へ~!面白そうだね。社会学って難しそうだけど、楽しい?

県立広島大学の教室にて

清水:入学する前に想像していたのよりずっと難しくて、確かに大変ですが、興味のあることだから、楽しいです!

先生:もぎこくれん?何をするの?

清水:各国の経済状況や社会情勢を学んだ上で、授業内で模擬国連総会を開くんです。学生があらゆる国の立場になり、各国の安全保障や環境問題について話し合います。日本の外交政策などの勉強になるのはもちろんですが、別の国の立場に立ってみることで、違った見方ができることを学びました。また、国連のランチメニューを考える授業もあるんですよ。お米の産地はどこにするか、デザートはどの国のマンゴーがいいか、お肉は宗教上の問題をクリアするためにどうするかなど、たくさんの国の事情を踏まえた上で、特定の国に利益が偏らないよう、メニューを考えます。メニューを考える中で、たくさんの課題が見えてくるんです。

先生:面白そうじゃね~。立場が変わると見方が変わるんじゃねぇ。他には?

清水:私が特に気に入っているのが、「英米社会文化論」という授業です。といっても、勉強することは『不思議の国のアリス』なんですよ。授業の最後には、学生が全員参加で演劇をします。もちろん、セリフはすべて英語。私は、ハートの王様役でした。「Off with his head!(首をはねよ!)」っていうセリフばかりでしたね(笑)。みんな真面目に取り組んで、教授も「その発音はおかしい、~のようにしてくれ」と注意するくらい本気なんです(笑顔)。演劇以外にも、その著者であるルイス・キャロルにまつわることや、原作の表現の特徴や言い回し、作品が与えた影響などを勉強し、とても深い作品であることに驚かされました。

先生:なるほど〜。大学の授業は奥が深いね!そういえば茜さんは、英語を勉強するために短期留学をしたんだって?

清水:夏休みに3週間ほど研修として、イギリスのシェフィールド大学に語学研修に行ってきました。夏休みの語学研修で来ていたのは、中国・サウジアラビア・台湾・韓国など、アジアの学生がとても多かったです。スタッフは現地の人がほとんどでした。

先生:そこで学んだことは?

清水:「受け身ではだめだ」ということです。すべて出発点が自分で、自分が主体的に行動を起こさないと誰も助けてくれないし、せっかくの学ぶ機会を逃してしまうことになります。そのような、積極的な姿勢の大切さを学びました(笑顔)。平日は、大学の講義に参加しました。休日には、中国人の留学生の寮に招待されて、パーティーに参加したこともありました。そこで出会った人たちは、みんな目標があり、とっても生き生きしてました。また、その留学生たちは、3か国語くらい話せるのは当たり前。あいさつのみではなく、日常会話のレベルまでは、どの言語も当たり前にしゃべっていました。私も「このままではいけん!」とやる気をかき立てられました。

先生:すごいね!とってもいい経験になったんじゃね。では、大学生活はどうかな?

清水:私は、紫苑祭(大学祭の名称)実行委員会に入っています。学祭を企画・運営することの他に、他大学との交流などもしています。学祭といってもいろいろな担当に分かれるんですが、私はステージを担当しました。そこでは、ウェディングドレスのファッションショーを通して「ミス・プリンセス」を決めるイベントをします。今年は、そのリーダーをさせてもらいました。

ファッションショー

ステージ会社との打ち合わせや、モデルとなってくれる学生とのやり取り、まったく時間通りに進まないリハーサル…。友達の家で遅くまで会議を開き、BGMや映像などを作ったり、台本を作ってイベントの進行構成を練り直したり、今思い返しても大変でした(笑顔)。でも、イベントは大成功!終わったらもう涙が止まりませんでした。

紫苑祭実行委員会の皆さんと

先生:いろんなことを学んでいるね(感激)。さらに茜さんは、教員課程の勉強もしているんだよね?

清水:私は、中学・高校の英語の教員免許を取るための勉強をしています。教える側の勉強はとても興味深く、ためになります。

先生:今、4年間の大学生活のちょうど中間地点だけど、大学に通って思うことは?

清水:授業や研修を通して、人とのつながりが広がり、また物事をより深く考えることができるようになったと思います。そして何より感じることは、留学など、将来の目標が同じ仲間がいると、1人よりも頑張ることができるということです。

先生:素晴らしいね(感激)。いよいよ3年生だけど、何をしたい?

県立広島大学のキャンパスにて

清水:教員課程で、今まで英語の勉強をしてきました。なので、3年生からは、4年生の教育実習に向けて教える技術を身につけたり、磨いたりしたいです。また、留学の時にも感じましたが、英会話などまだまだ英語力がないので、TOIECの点数も上げられるように取り組みたいです。

先生:この先10年以内にしてみたいことは?

清水:一人旅がしたいです。自分でいろいろ計画を立てて、旅の中で感じたことや、出会いなどを大切にしつつ、社会人になれたらいいなと考えています。

先生:必ずかなう日が来ると思います(笑顔)。では最後に、後輩塾生のみんなにメッセージをお願いします!

清水:高校受験や大学受験など、思うようにならないことがあると思います。でも、皆さんは大丈夫です。なぜなら「鷗州」という場所で、頑張る方法を学んでいるからです。どんな困難に直面しても、頑張る方法を知っているので、乗り越えることができると思います。

先生:今日は忙しい中、本当にありがとう!茜さんの成長ぶりに感動させられっぱなしでした(笑顔)。次は、社会人になってからインタビューさせてね!

清水:ぜひお願いします!

2人:笑顔・笑顔・笑顔

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