FOR GRADUATES

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INTERVIEW

『広い視野を持つ事。そのためには広い分野の勉強を!』

『広い視野を持つ事。そのためには広い分野の勉強を!』
【教師】 永野 武 (鷗州塾卒塾生)
※現在、(株)鷗州コーポレーション 人事部 人事課 課長鷗州ハイスクール広島駅前本校 高1「赤門会数学SS」担当
【生徒】 木村 美羽さん 23歳(2011年1月当時)

【木村さんの通塾履歴】
中2・中3:鷗州塾己斐校へ通塾→広大附属高校へ進学。
高1~高3:鷗州ハイスクール広島駅前校「赤門会」に通塾。
東京大学 文科Ⅲ類に現役合格→進学。
東京大学 教養学部 総合社会科学科 国際関係論分科を卒業。
現在、日本赤十字社 血液事業本部 献血推進課に勤務。
※2010年1月、休暇中のイタリア旅行から帰国した木村さんにインタビューを実施。

先生:ひさしぶり~。イタリア旅行どうだった?

木村:良かったですよ~。みんな明るくて、人と人との関係が素晴らしかったです。友人・家族間での信頼・愛情の深さを感じました。受験勉強も仕事もそうですけど、それだけに集中してしまうと、視野が狭くなったり、目標も短期目標になってしまいます。時々こうやって広い視野を持てる環境に身を置くのはとても良いですね。

先生:さあ、今日は鷗州の後輩たちへ、頼もしい先輩からのコメントをもらおうかな。

木村:ちょっと照れますが…。参考になるかな?

先生:まずは、木村さんの今の仕事を紹介してもらいましょう!

木村:今、特殊法人の日本赤十字社の血液事業部に勤めています。…と言っても、塾生の皆さんには難しいかな。高齢化社会というのもあって、医療の分野で血液の需要はコンスタントに伸びているんです。でも、若年層の献血量がとても少なくて。10年前のほぼ半分になってしまっているんです。この現状を克服するために私は今、献血を呼びかける広報活動を行っています。先日は、TVのCM撮影でプロゴルファーの石川 遼選手に会いました。ライブイベントの時は、ゆず・はるな愛・青山テルマなど…。とにかく、いろいろな人たちと交流して、時には有名人の情報発信力を借りて、広く献血をすすめています。実際、仕事はとても楽しいです。でも、やっぱり忙しいですね~。社会人になったんだなぁと実感しています。

先生:お~!大きな仕事をしているんだね~。ところで、社会人になって精神的に変わったことはどんなこと?

木村:学生と大きく違う点は、やっぱり「仕事をして他人からお金をいただく」という自分の立場ですね。自分の時間をしっかり管理して、きちんと責任を持って仕事をして、そして給料をいただく。その中で税金とか生活費とかをやりくりして…。自分が学生の時、親がとても苦労をして自分を養ってくれたんだなぁと、自分が社会人になってしみじみと分かります。

先生:そうだねえ。社会の厳しさの中に身を置いて初めて分かることだね。じゃあ、今度は少しさかのぼって東大生時代の話を。

木村:東大では本当に広い分野の勉強・研究ができました。周りの学生仲間もいろんな人が…変わった人がたくさん!(笑)いて、国籍も考え方も多種多様でした。そんな国際的なつながりがある環境で勉強して、視野を広くすることができましたね。あと、東大の卒業生の力も感じました。サークル活動で大手企業のTOPに講演を頼んで勉強会をしましたが、度胸がつきましたね~。TOYOTAの会長とか自民党総裁からもメッセージをもらったりしました。

先生:世界的に活躍している人や政府の中枢にいる人とか、東大の卒業生が多いよね~。得られる人脈は大学によって様々。受験生時代の苦労の見返りと考えれば、やっぱり勉強は頑張っておくべきだね。

木村:そうなんです。受験生時代の私の話ですけど、勉強は苦労しました。文系だからか数学が苦手で、先生からの課題だった模試の「間違い直しノート」を作ってそれを提出して、先生からチェックの印鑑をもらうっていうのが大変でした。

先生:あれはみんな、大変そうだったね~!生徒から嫌われるかと思っちゃったよ(笑)。

木村:でも授業はいつもイベントっぽくて楽しかったですね(笑)。鷗州ではどの科目の先生にも相談に乗ってもらっていたので、今でも先生たち皆さんに感謝していますし、環境にも助けられました。

先生:環境?

木村:自習室に通いましたね。上位クラスに入るための選抜テスト・模試・単元テストなどなど、いろんなテストがあったので対策勉強が大変でした。それに学校と塾の宿題も合わせると、やることが山のようでした。でも自習室の気合が入った空気が良い刺激になって集中できました。優秀な友達と一緒に勉強できたというのも良い環境と言えますね。

先生:そっか~。木村さんは高校生時代、保護者の方が体調を崩されたり、木村さん自身も足を痛めたりしたよね。しかも高校の体育祭では毎年大変な役をしていたよね。さらにバスケ部とも両立して…。よく頑張ったなー!ぜひ、今鷗州で頑張っている後輩塾生たちにメッセージをもらいたいな。

木村:まずは「広い分野の勉強をすること」です!よく文系・理系を早めに決めて科目を絞ってしまう人がいますが、それは入試直前までは避けたほうが良いと思います。私は文系なのに、実は入試本番で文系科目でミスしてしまいました。でも数学の得点で救われたんです。科目を絞らないでおけば、こんな良いこともありますし、受験できる大学の選択肢も広くなります。そして何よりも、広い知識が身につけば、大学に入った後に広い視野を持ちやすくなります。これは重要ですね。自分の可能性を広げることにもつながります。次に、「目標を持って努力すれば必ず報われる」ということです。受験勉強の世界では、きちんと努力を続けていれば必ず目に見える結果が出てきます。これを信じて、途中でくじけないことです。

先生:お~!ありがとう~!さっそく木村さんのこの言葉を、明日の授業で生徒たちに語るよ。

木村:ちょっと恥ずかしいですが、後輩たちのためになるなら、どうぞ!!…あっ、ちなみにさっき話した石川 遼選手のCMについてですけど、CM発表記者会見にスタッフとして私も参加したんです。もしかしたら、TVに私が映っているかも…。

先生:よし!TVに「かじりついて」見てみよう~!!!

2人:ハハハハ!!!

先生:木村さんがさらにビッグになったら、またインタビューするからよろしくね。

木村:後輩塾生たちに良い話ができるように、私ももっともっと頑張ります!

2人:笑顔・笑顔・笑顔

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