FOR GRADUATES

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INTERVIEW

『先生、やっと父が認めてくれました!』

『先生、やっと父が認めてくれました!』
【教師】峯 岳徳 37歳(2002年当時)
※現在、鷗州コーポレーション常務取締役
【生徒】谷 梢(こだま こずえ)さん 22歳(2002年当時)

【谷さんの通塾履歴】
小4~小6:鷗州塾呉校に通塾。中学入試では、広大附属・ND清心・女学院中学全敗。
中1:年度途中で一旦、退塾。
中3:鷗州塾呉校に復塾。⇒比治山女子高校に合格し、進学。⇒東京芸大・多摩美術大・武蔵野美術大・広島市立大全敗⇒
一浪後⇒広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻に合格。
2004年より、NHK教育「さわやか3組」に上条あかね先生役で出演。
下記のインタビュー実施の2002年当時、大学3年生

先生:久しぶりじゃね~、どう?

谷:先生、もう少ししたらシネツインで自主映画の発表会があるんよ。はいこれ、チラシ!

先生:夢に向けて邁進中だね(笑)

谷:だってやりたいことじゃもん!

先生:そもそも、なんで谷は芸術学部なん?

谷:そうね、小学生の頃からよく家族で映画を観に行ってね。それと父には美術館に連れられて行った。映画の影響かな~?役者か映画の作り手になりたいと思ったんよ。子役にも憧れた。

先生:ふんふん。

谷:中3の時には、何度もオーディションに応募しようと思ってたんじゃけど、その都度父が大反対(笑)

先生:ふーん。

谷:竹中直人さんが好きでね。竹中さんって多摩美術大学出身なんよ。あと黒澤監督も大好きで、いつだったかな黒澤監督の絵コンテを見たんよ。

先生:絵コンテ???

谷:絵コンテはね、監督さんが映画のシーンのイメージを伝えるために、絵を描くんよ。だって、言葉じゃ伝わらんじゃん。

先生:なるほど。

谷:それが凄く感動したんよ。で映画を撮るには絵心が大切だと思ってね。あとダリの絵も大好きだったんよ。なんか絵の世界は映画の世界に通じていると感じたんよ。だからまず絵を勉強しようと思ったんよ。

先生:それで?

谷:父は大反対!「普通の大学に行け!」って頭ごなしに毎回怒鳴られた(笑顔)

先生:ふんふん。

谷:でも決めたから突き進むしかないでしょう。美術大学に向けてまっしぐら(笑)。勉強もしたけど、美術大学に進学するには、「実技」のウェイトが大きいんよ。それで○○美術専門学校で実技の指導も受けたんよ。高3の時と浪人の時ね(笑)。浪人の時なんか朝9時~夕方6時までひたすら「描く」というのが続いたり…。一生懸命頑張る姿を父は認めてくれたかな?だってほんまに真剣に取り組んだんよ。

先生:認めてくれた???

谷:全然(笑)、まずは父とは対決したよ(笑)。自分がやりたいことを一生懸命言葉にして伝えた。なぜやりたいか?自分が描いたものも見てもらって…とにかく一生懸命言葉にして話した。避けるのではなく…真剣に!!!そして“進学”は認めてくれた…。

先生:進学は???

谷:先生、私「表現者」になりたいんよ!アーティストになりたいんよ!だから色んなアーティストの人たちとつきあって沢山のことを吸収したいんよ。映画を作るのにバイトしたり、ある作品に感じるものがあると、その作家の方に弟子入りしたり…。弟子入りするのに大阪に通ったり…。今は弟子じゃけどね(笑)
父は「芸術家の生活は苦しい」とか心配しているんだけど、私は何とかなるわと思っとるんよ(笑)。実際なんとかなってる人は沢山見てるし(笑)。そんなん気にしとったら何にもできんなる!フリーターでも何でもいいから…。映画研究会の沢山の仲間も勇気なんよ!あのね先生、“ぴあ”のフィルムフェスティバル(広島学生キネマ祭)で先輩(神酒監督)が80本の応募作品からグランプリになったんよ(笑)!今年うちの院を卒業して、東京に出てプロジェクトを立ち上げるんよ!(シータ プロジェクト)周りに沢山同じ目標をもって、それを実現しとる仲間がいるんじゃもん…。すごい勇気を与えられる!

先生:なんかイキイキしとるね~(笑)

谷:だって先生、楽しいもん、アドレナリンが出てくる(笑)。幸せなんよ!自分にはこれしかない!表現でやりたいことが沢山ある!!!絶対あきらめんよ!99.99%のところまで来てるかもしれんのに!!!先生、いま貯金もしよるんよ!東京にいくための準備!50万円位貯まった!

先生:すごいね~(笑)

谷:親には迷惑かけれんし…。だからまずお金。

先生:お父さんは?

谷:父は、この正月に認めてくれたんよ…。

先生:おー(笑)

谷:「厳しいぞ」って、ひとこと言われた…。でも、きっと映画作りのために、ひたすらアルバイトしたり、アーティストの人のところに大阪まで通ったり、一生懸命絵を描いたり…。その姿を見てくれとったんよ。努力したんよ、先生!気持ちが、伝わったと思う…。

先生:愉しみにしてるよ!

谷:反省も多いんよ!表現がうまくいかなかった時なんかね、でも納得できるまでやるしかないもんね!行動するのみ!後悔したくないもん!(凛)

谷さんの作品が紹介されたドイツの雑誌(今日=2012年10月16日、持参してくれました。)

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