FOR GRADUATES

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INTERVIEW

『先生、”塾の先生”は僕の天職です!』

『先生、”塾の先生”は僕の天職です!』
【教師】 峯 岳徳 37歳(2002年4月当時)
※現在、鷗州コーポレーション 代表取締役副社長
【生徒】 日山 弘行 27歳(2002年4月当時)

【日山くんの通塾履歴】
現役時:広大医学部不合格。
一浪目:広大医学部前期不合格。後期試験で広大教育学部英語教育学科に合格するも、初志貫徹で「2浪」を選択。
二浪目:島根医科大学不合格、慶應大学理工学部合格、東京理科大学基礎工学部生物工学科合格⇒東京理科大学へ進学 。
卒業後就職するが、「教育」の夢にかけて、1週間で就職先を退職。
1999年、鷗州コーポレーションに入社。2002年4月当時、八本松グループ校舎長。現在、鷗州塾中学部教務課長。
☆入社3年目の2001年、『生徒の成績アップ度』『生徒からの支持率』等で、『最優秀社員』として表彰を受ける。

先生:ほいほい日山ちゃん、何かインタビューっていってもピンとこんね(笑顔)。ところで何で医学部目指して、2浪したん?

日山:父の影響ですかね~。僕の家は自営業で、先生もご存知の通り、建築関係じゃないですか。それでよく中学生の頃まで、父に連れられて仕事先に行ってたんですよ。そこで父は、よく頼られてたんです。というのも、結構すぐに何でも修理できたんですよ。ついでに修理していくなんてことがあって、料金もとらないんですよ(笑顔)。で、感謝されるじゃないですか、その姿を見てたのと、相手の人から感謝された時に見せる父の満足そうな顔を見て、”他人から感謝される仕事・人と触れ合う仕事”に。

先生:ふんふん。それで何で医者なん?

日山:子供の頃、漫画の”ブラックジャック”が好きで、単純にカッコ良いと思ってたんですよ。病気の人を助けたいと思ったんですよ。それと、”モテる”と考えました(笑顔)。

先生:何で1浪目に、後期で広大教育学部を受けたん?

日山:先生、僕がなりたかったのは、医者か教師だったんですよ。というのも教師も感謝される仕事じゃないですか。先生たちの姿にとても憧れていました!でも進学しなかったのは、理由があるんですよ。

先生:もっと誉めて(笑顔)!うん、医者はモテるからだ(笑顔)。

日山:(笑)。ひとつには、せっかく高3・浪人と2年間勉強してきたんで、医学部進学をあきらめたくなかったんです。それと、こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、教師はいつでもできると思ってたんですよ。だって先生も、僕らを教えてくれたのは、大学卒業して2年半後じゃないですか!大学卒業して、放浪してたことをよく話してくれたじゃないですか(笑顔)。

先生:ふんふん、で、何で3浪せんかったん?

日山:親のことを考えたんですよ。お金のことが大きな理由です。でも正直自分に、妥協したのかもしれません…。

先生:慶應に行かなかったのは?女性にモテたい日山ちゃんなら、慶應ボーイの道を選ぶんじゃない(笑)?

日山:先生、僕慶應って感じじゃないですよね(笑)。東京理科大は生物工学科なんですよ。

先生:生物工学科???

日山:生物に関わることを究めたら…僕は医者にはなれんかもしれんけど、そのお医者さんを手助けできるかもしれんと考えたんですよ。

先生:ふんふん、生物で…???

日山:遺伝子のことばかり研究していました…。で、これは言い訳かもしれませんが、医学の限界というか…。

先生:医学の限界?

日山:大学2年の時に、祖母が亡くなったんですよ。延命治療が見ていられませんでした…。ただ延命しかできなかったんですよ…。

先生:ほうほう。

日山:それを理由に勉強から逃げたというか…。夢が揺らいだというか…。医療の限界を感じたというか…。医療がそれだけじゃないことは、分かっているんですが…。

先生:それから?

日山:大学2・3年はほとんど学校に行かず、飲んで、騒いで、パチンコ・マージャン、釣りにスキーに、好き放題していました。要領良く試験だけ受けに行きましたが(笑顔)。

先生:それから?

日山:自堕落な生活に嫌気がさしたんですよ。それで…これからの時代に必要なものは”環境”だと思ったんですよ。原点に戻ったというか…。

先生:原点?

日山:本当の医療は、根源治療だと思ったんです。環境が生物に及ぼす影響って大きいじゃないですか。釣りが好きなこともあって、水質汚濁を何とかしたいと考えたんですよ。でも自分の学科には、そういうコースがなかったんですよ。

先生:ほいほい、どうしたん??

日山:違うコースに、唯一水質のことを勉強するゼミがあり、頼み込んで入れてもらったんですよ。それで”アオミドロ”の研究を…。

先生:アオミドロ?

日山:アオミドロで、水質を浄化したかったんです。

先生:じゃあ、まさに就職した●●●・●●●●●●●●は、夢を叶えられる会社じゃん!

日山:そうですよね、先生。まあ僕の甘えもありますが、入社して1週間仕事がなかったんですよ。さらに放っておかれました(笑顔)

先生:ふんふん、で?

日山:それと会社の社風が…時間が止まっているというか、沈滞ムードというか、勢いがないというか…で、焦ってたんですよ。大学2・3年の自堕落な生活を、バリバリ活躍して早く取り返したかったんです。

先生:ほー??何で学校の先生を目指さんかったん?

日山:先生、僕の中では、医者と先生は甲乙つけがたい夢だったんです。でも修道高校って、当時は結構周りの医学部志向が強かったんですよ。それも影響したっていうか…。

先生:そりゃー、塾の先生になったけえ、言いよるじゃろ(笑)!

日山:先生、僕の内申点覚えてますよね。”74″ですよ。先生たちには修道高校に合格させてもらったんですよ!その修道高校を受験しようって思い始めたのも塾に行ってたからなんです。

先生:させてもらった…。

日山:先生と、○○先生と△△先生の影響力は凄かったですよ。だから、この人たちについて行けば合格できる、このクラスのみんなについて行けば大丈夫だと安心していました。先生からはよく電話をもらって、毎回ドキドキでしたよ。でも”明るいチェック”(笑顔)が入るから、勉強せざるを得なかったですよね。それが楽しい勉強で苦しくなく、自分の力がついていくのが体感できたから、塾に行くのと電話がかかってくるのが楽しくて、自分の居場所があるというか、最高でした!

先生:ふんふん。

日山:会社を辞めた時に、先生と食事に行ったじゃないですか。その時に、相変わらず先生はパワフルだな~と思ったんですよ。語ってくれましたよね。「日山ちゃん、塾の先生の醍醐味はの~、これよ」って。

先生:これ?

日山:こうやって生徒と卒塾後も関係が続くことなんだって…。それに先生がイキイキと話すのと、楽しんでいるのが凄く伝わってきたんですよ(笑顔)。大変なこともよく理解できました。で、最後に「履歴書送れ!」でしょ(笑)。

先生:ほいほい。

日山:見抜かれてましたよね(笑)。

先生:ふんふん。で?今の日山ちゃんは?

日山:今は、ほんまの自分だと思っています。生徒に頼られるのが、自分の生き甲斐ですよ。

先生:先生みたいじゃね~(笑顔)。

日山:先生ですよ(笑顔)!自分には、まだ自信があるわけじゃないんです。でもたくさん失敗したり、寄り道をしたことや、塾で先生たちに僕が受けてきたことを、生徒に還元できると思っているんですよ。

先生:還元?

日山:傲慢かもしれませんが、生徒に夢を叶えて欲しいんです。それには僕自身が失敗した、目先ばかり追いかけた経験は活かせるかな~と思うんです。中3の社会の授業の時に先生、いろんな話をしてくれたじゃないですか!確か”陽明学”のところで、”行動しないと意味はなし”というような話をしてくれたんですよ。「知行合一」という言葉、これが僕のテーマなんです!

先生:ふんふん。

日山:僕はこの仕事を一生続けたいんです!そして、卒業しても生徒が訪ねて来てくれる先生になりたいんです(真剣)!

先生:お~語るね~(笑顔)。日山ちゃんをつき動かすものは?

日山:生徒の全てです。生徒の失敗や成功や感謝や…。それら全てなんです!

先生:日山ちゃんにとって塾の先生は?

日山:天職です!

先生:カッコええの~(笑顔)

2010年7月、念願かなって一緒に阿蘇山へ旅行!

2人:笑顔・笑顔・笑顔

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