【AICJ中学・高等学校レポ】IBディプロマ世界共通最終試験とは?!②
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IBディプロマ試験判定結果は約1か月半後
みなさんこんにちは。前回からの続きで AICJ を例にした IB ディプロマの世界共通最終試験の話です。
約3 週間に渡って行われた最終試験の結果は日本のようにすぐには分かりません。日本の国立大学 を例にとれ
ば、試験終了から最大 2 週間程度で結果が分かりますが、 IB ディプロマの場合、 11 月 試験 な ら 、 IB ディプロマ
の評価 が分かるのは 1 月初旬です。 5 月試験 な ら 結果 判明 は 7 月初旬、 約 1 か月半かかります。
さて、気になる評価ですが、「45 点満点」となります。日本の方には、試験の点数というよりも通知表の評点
と言った方が分かりやすいかもしれません。
評価は45点満点。その内訳とは!?
45点の内訳ですが、まず「 6 つの教科グループ」についてここまでの内部評価と最終試験の成績を総合して「 7
点満点× 6 科目⇒ 42 点満点」での評点が計算されます。残りの 3 点が、 IB の大きな特色と言ってよいでしょう。
IB には 受験 勉強のみに偏重させない評価システムがあります。それが 、「 3 つのコア」です。 EE( 課題論文 と知
の理論 ( の各 5 段階の評価マトリクス で「最大 3 点」のボーナスポイントがあります。これで 42+3 の計 45
点満点となるのです。
IBディプロマの大きな特徴。CASとは!?
IB ディプロマ取得のためには、科目別に細かな評点基準はありますが、まずここはざっくりと 24 点以上が必要と言っておきます。 では、科目別の基準も満たして 24 点以上取れば晴れて IB ディプロマ取得となるかと言えばそうではありません。ここに現行の日本の大学一般入試との大きな違いがあります。
ここまでに出て来ていない科目、“ CAS ”です。この CAS は Pass or Fail での評価です。○か×かしかありませ
ん。これが×なら、仮に 45 点を取っていても IB ディプロマは取得できません。評価のすべてがひっくり返るほ
ど大きな役割を持つ“ CAS ”とは何か。次回はこの CAS についてお話したいと思います。
より詳しく知りたい方はAICJ中学・高等学校ホームページをご覧ください(クリック)
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